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2010年02月01日

強い人

「こんな所に来るのは、弱い人間だと思ってました」
と、ある患者さんが言いました

その患者さんは随分とよくなってきた今だから言えるが
最初はここへは来たくなかった、という思いも話してくれました

そう考える人は、まだまだ多いと思います
心を病むということ自体が弱い人間だ、と考えるようです

でもあまりのストレスの大きさに、自分が心を病んでしまい
それが治ってきたことで、誰でも心の病気になることはあり得る
と思えるようになったのです

自分の弱さを知らずに、他者を弱い人と言ってるうちは
その人は本当は弱い人なのかもしれません
でも自分の弱さを知って、他者の弱さを理解した時こそ
強い人になれるんじゃないでしょうか



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Posted by まっちゃん  at 22:00 │Comments(4)日々の診療について

この記事へのコメント
ここに来ると癒されます(o^∀^o)

また来ます♪
Posted by ひーやん at 2010年02月01日 22:06
私も、自分が弱いせいで、病気になったと思っています。

だって、同じような境遇の人は、ならないのに私は、ヘタレだなと思ってしまいます。

自己嫌悪を感じる事が多いですね。
Posted by ゆら at 2010年02月02日 09:09
まっちゃん先生☆おはようございます!

身体の病気に関しては寛大な人たちでも、心の病気に関しては厳しいことを言う人はまだまだ多いようですね。

私自身、うつ病になったとき、「ああ、私もとうとう精神科のお世話になるようになってしまった」と情けない気持ちがしたものです。

でも、今はそういう経験ができて良かったと思っています。
人間は弱い生き物だと思うけど、変わることができる生き物だとも思うから。

先生のおっしゃる通り、「自分の弱さを知って、他者の弱さを理解した時こそ
強い人になれる」と思います!
Posted by kei at 2010年02月02日 10:11
ひーやんさん
誉めてくれてありがとうございます、見てもらえるだけでもありがたいです

ゆらさん
同じ様な環境で、病気になる人とならない人がいます
これはその人が強いとか弱いではなく、その環境が合うか合わないか
だと私は思います
どんな強い人でも苦手な環境はあるんじゃないでしょうか

keiさん
まだまだ「心の病」に対しての世間の理解は厳しいものです
だからこそ私のやることも多いし、やりがいも感じさせてもらってます
人は変わることができる生き物ですよね
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2010年02月02日 21:20
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