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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2010年05月31日

嫌われるのが怖い

「人に嫌われるのが怖いんです」と訴える患者さんがいます
こういう気持ちは多くの人が持っているのかもしれません

誰でも、嫌われるよりも好かれる方がいいと思います
でも、どうしても嫌われることが怖くてたまらない人がいるのです

人が何か行動を起こせば
それを認めてくれる人が2割、それを批判する人が2割
あとの6割の人は内容によっても決まる
と言われていて、内容に関係なく批判する人は5人に1人は居るということになります

何をやっても、全く批判されないというのは無理なことなのです
だからと言って、嫌われないために何もしないのも問題です

「嫌われたっていいじゃない」と開き直れる人は
それだけ心が健康なんだと思います

高所恐怖症の人が高い所を怖がるように
閉所恐怖症の人が狭い所を怖がるように
嫌われるのが怖い人は、自分ではなかなか止められないんです
本当に難しい問題です  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(6)日々の診療について

2010年05月29日

許してくれて、ありがとう

私は、今日も沢山許してもらったなあと思いました
今日は、土曜日で患者さんが多くて、随分とお待たせしてしまい
患者さん達に許してもらったなあと感じました

車を運転していても、割り込んだつもりはなくても
後方の車が迷惑そうにしたので、これも許してもらったなあ
と思いました
(腹は立っても、仕様がないと思ってもらえたのではないでしょうか)

毎日、様々なことで許してもらっていると思います
社会とは、お互いに許し許されるものなんでしょうから
自分も人を許さないといけないなあと思っています

許してもらっている周囲の人々に感謝して
自分も人に対して寛容になりたいと思います

以前のブログには「自分を許す」ということも書きましたが
自分を許すことも大事だし、人を許すことも大事だと実感しています  


Posted by まっちゃん  at 22:56Comments(5)日々の診療について

2010年05月28日

怒れるって幸せ

怒りをぶつけることができる人が居るのは、幸せなことかもしれないと思います

人に対して腹が立つのは、不満でしょうけど、その怒りを出せるのであれば幸せです

怒りをぶつけてもいい人は、あなたが安心して感情を出せる人なのかもしれません
怒りをぶつけても受け入れてもらえる、お互いの人間関係が壊れないと思えているのかもしれません

人に対して、どうしても怒ることができない人もいます
怒りの感情を全て飲み込んでしまい、自分が苦しくなってしまう時もあります
そういう人は怒る練習も必要なのです

他人に対しては怒らないけれど、家族に対しては怒る人もいます
そんな人は、その家族を本当に大事にしないといけないと思います
怒りを安心して出させてもらえる大事な家族なのです

我が家も、子供達が眠たい時は些細なことで凄く怒りをぶつけられますが
子供達は安心して自分を出せる環境なのだと、ホッとするところです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(6)日々の診療について

2010年05月27日

親だからこそ

子供達の診察をしていて感じることですが
親だからこそ自分の子供のことが分からないということが
少なくないということです
かえって第三者の方が、きちんと見えていたりすることもあります

どうしても親は、自分の子供のことは分かっているつもりの人が多いのです
でも実際は、我が子にこんな一面があったのかと驚くこともあります

親が思っている以上に、子供達は親の気持ちを読んでいるし
親が感じている以上に、子供達はしっかりしていたりします

子供が親の予想を越えて行動すると
慌ててしまう親も少なくありませんが
これも成長している証ではないでしょうか

我が子のことは、分かっているつもり
でも決めつけたりはしていけない、親の予想は外れることも多い
そんなことを感じています  


Posted by まっちゃん  at 22:32Comments(4)思春期の問題について

2010年05月26日

マイレージ、マイライフ

先日、「マイレージ、マイライフ」という映画を見てきました
この映画は、なかなかいい作品でした

主人公は一年の内の322日を出張で過ごし
航空機のマイルを貯めることに一所懸命な男性です
仕事の内容は、経営者の代わりに人々に解雇を言い渡すことです
そんな主人公をジョージ・クルーニーが演じています

様々なことを考えさせられた作品でした
マイルを貯めて、様々な特典を得られることで
それが自分の価値のように感じてしまっているところ
人間関係を煩わしいものとして遠ざけている彼が
「人生の一番大切な時間を思い出して、君はその時ひとりだったかい?」
と問い掛けるところ

決して押しつけがましくないけど、人生とは何かを考えさせられる作品でした
でも、もうひとひねりあれば「最高でした」と言えるのですが
そのもうひとつ足らないところが、この映画の良さなのかもしれません  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)映画

2010年05月25日

大事なことを話してくれない

診療をしていて、この患者さんはどうして病状が悪化したのだろう
といくら考えても理由が分からないことがあります

そんな時に、時折あることなのですが
患者さんがすごく大切な情報を話してくれてなかったりすることもあります

自分の家族の具合が悪くなっている、ということを
自分の病状とは関係ないことだからと判断してしまい
話してくれない患者さんもいらっしゃいます
でも実際には、家族のことが心配で、その患者さんの具合も悪くなっています

そういう情報をもらえてないときは本当に悩みます
どうしてこの患者さんは、このタイミングで調子を崩すのだろうと
いくら考えても結論が出るはずがないのです

患者さんが、自分のことではないから話す必要はない情報だ、と判断する時もありますし
家族のことだから自分の診察の時には話したくない、と考えている時あるかもしれません

患者さんは言わないけど、何かあったのかなあと想像するのは必要なことですが
決して簡単なことではありません  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(7)日々の診療について

2010年05月24日

必ず変わる

患者さんの中には、今現在はどうしようもない、耐えるしかないという状況の人もいる
そんな時に、それぞれに患者さんは工夫をされています

問題となっていることを考えないようにするという方法もあります
これは決して逃げているのではなく、今は考えてもつらくなるだけなので
つらくなくなるまで考えないという良い方法です

時間が経てば必ず状況は変わります
変わるまで待つというのは、可能であれば、非常に賢明な方法だと思います

鴨長明の「方丈記」は
「行く川のながれは絶えずして、しかも本(もと)の水にあらず」
という文章から始まります
川の流れている様子は変わらなくても、一瞬一瞬で流れている水そのものは違う
という意味だと理解しています
状況は変わらないような気がしても、よく見ると時間が経てば全く同じということはないのです
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2010年05月23日

広島名物

昨日の夜に広島の学会から帰宅しましたが
今回、2泊3日で広島に行き、食べた物は2種類だけでした

まずは広島名物の広島風お好み焼き


本当にお好み焼き屋が沢山あり、凄く並んでいる店もあれば
そうでもない店もありました
「お好み村」も行ってみましたが、どの店を選んでいいか下調べが足らず
よく分かりませんでした
でも美味しかったです

食べたもう一つの食べ物は
広島つけ麺でした、広島のつけ麺はシャキシャキのねぎやレタスと一緒に
太麺のつけ麺を食べるもので、これは個人的にはお好み焼きより好きでした
美味しくて写真を撮るのを忘れてしまいました

2泊3日で、お好み焼きを2回、つけ麺を2回食べ
ホテルでの朝食は食べませんでした(朝食付きではなかったし)

麺ばかり食べてた広島だったなと、食べ物で振り返ってました  


Posted by まっちゃん  at 21:54Comments(0)その他

2010年05月22日

学会参加中です

昨日から学会に出席のため、広島に来てます。
学会は今日で三日目で、最終日です。
最終日の午後になり、ようやく余裕が出てきました。
とにかく出席者が多くて、満員電車の中で身動きできないぐらいの混雑だった演題もありました。
メモを取りたくても、体を動かせず、それもできないのは本当に困りました。
広島国際会議場だけでは場所が足らず、もうひとつアステールプラザという会場も使用したのに、それでも参加者が多くて手狭だったのです。
この業界は勉強熱心な人が多くて、よい刺激になります。
もう少し頑張って、夕方には、もみじ饅頭を買って帰ります。
  


Posted by まっちゃん  at 13:28Comments(2)日々の診療について

2010年05月20日

勘違い

ある男性の患者さんが言いました
「妻の気持ちは十分に分かっています、でも妻は私の気持ちは全く分かっていません」

思わず、奥さんも同じ様に思っているかもしれませんよ、と返してしまいました

自分は相手のことを理解しているのに、自分は理解してもらえてない
という内容の話をする患者さんは時折いらっしゃいます
人というのは、そんな風に感じやすいものだと思います

でも夫が妻に対して、こんな風に言うケースは診療の場面では実は少ないのです
多いのは妻が、夫のことは分かってあげてるのに、夫は分かってくれないという場合です

お互いに勘違いなのかもしれません
相手のことは分かったつもりになってるだけなのかもしれません
お互い様かもしれないのです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2010年05月19日

嫌な上司が優しくなった

ある患者さんが
「今まで嫌だと思ってきた上司が優しくなってくれました」と報告してくれました

どうして上司は優しくなったのでしょうか?

〈上司に対して、いつもとどんな風に違うことをしてみたんですか?〉と私は尋ねました

「いつもは苦手だと思って避けていたけど、自分から挨拶してみました」
と話してくれました、さらに
「上司に言われたことを、その場でメモを取りました」
とも話してくれました

話を聴いて、素晴らしいことだと思いました
相手を変えたいと思ったら、まず自分が変わるということだと思います
自分が変わらないのに、相手だけ変わって欲しいというのは非常に難しいことです
それを理解した行動だと思いました

相手を批判するよりも、自分の接し方を変えてみる
見習いたいことだと感じました  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2010年05月18日

見方が変わると

先日の「龍馬伝」でも言われていましたが
見方が変わると、受け取り方も変わる
まさにその通りだなと思うことがありました

ある患者さんは、「人に仕事を押し付けている人は楽でいい」と言いました
この人は自分のやるべきことは決して人には頼まないと思っています

また別の患者さんが言いました
「仕事でも何でも自分で抱え込まないようにしてます」

この二人は全く関係のない人なのですが
まるでお互いにもう一方の人のことを言っているように感じました

仕事を抱え込まないことは、ストレスを貯めないためにも良いことだと思います
でも仕事がまわって来た人にとっては、押し付けられたになるんでしょうね
どちらも同じことを出来事に対しての意見でしょうが、見る立場が変わると
受け止め方も変わりますね

どちらも正しいのでしょうし、それでいいんじゃないでしょうか
いろんな立場があり、いろんな見方があり、いろんな受け止め方がある
それが人間社会で生きるということなんだと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2010年05月17日

治験について

6月からまた新たな治験を始めます
治験とは以前にも書きましたが
新薬を発売する前の最終試験です

今回当院で行う治験の薬は、アメリカ等の外国では
もう何年も前から認可されて発売されているのですが
日本ではまだ発売されてない「うつ病」の新薬です

海外での使用経験について様々な文献を読むと
かなり効果に期待できると思われる新薬です
この薬が日本でも使えるようになることは、これも「うつ病」治療の進歩だと思います

その打ち合わせと研修に週末は東京に行ってきました
研修会場がたまたま永田町の近くだったので
休憩時間にこんな所に行って来ました


こんな物も売ってたし


残念だったのは、日曜日で国会図書館はお休みでした
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)日々の診療について

2010年05月17日

休診のお知らせ

5月21日(金)と22日(土)は
都合により休診にさせていただきます
御迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします  


Posted by まっちゃん  at 20:06Comments(0)当医院からのお知らせ

2010年05月16日

自然の芸術

今週末も東京にて研修と打ち合わせがあり行ってきました
日曜の夜の飛行機で長崎空港に戻り
高速道路を車で帰宅途中に、素晴らしい光景を見ました

今晩は三日月だったのですが、かなり細くなった三日月の先端が
すごくキラキラしていました
大村湾を左側に見ながらの運転中だったので
ジッと見るわけにはいかなかったのですが
もう少し車を走らせていると、少しづつ三日月の先端からキラキラが
離れていきました
これは三日月の先端と、金星が重なっていたんじゃないかと思いました

一人で車を運転中だったので、感動を語り合うことはできませんでしたし
まさか高速道路で車を停めて撮影するわけにもいきませんでしたが
なんだかついてるなと思いました
疲れが吹き飛ぶようでした


これはお土産のバームクーヘンです
今少し話題になっている
「ねんりん家」の「マウントバームしょこら芽」です
羽田空港で並んで買いました、流行りものに弱い自分です
非常に美味でした  


Posted by まっちゃん  at 23:27Comments(4)その他

2010年05月13日

自己臭恐怖症

「自己臭恐怖症」という病気があります
この病気の人は、自分の臭いが周囲にいる人を不快させてると思い込んでしまいます
いくら「臭くないから大丈夫」と言われても
それは自分を安心させるために、気休めを言っているんだと受け取ってしまいます

この病気は、発生率はそんなに高くないのですが
殆ど妄想みたいに思い込んでしまっている人が多く
治療には苦労することが多いのです

自分の臭いが人を不快にさせてないか、気になる人は多いと思います
それだけでは病気でも何でもないのですが
でもそれが、いくら周囲の人から大丈夫と言われても、信用できないくらいに
自分の近くに来た人はみんな「臭そうにする」と感じている人は
一度相談に来られてもいいのかもしれません  


Posted by まっちゃん  at 23:49Comments(6)日々の診療について

2010年05月12日

想像と違う

ある患者さんが、自分の父親について
父親がどんなに横暴で話を聴いてくれない人か
父親は思い込みで、事実を確認せずに子供を叱る
という話等をいろいろとしてくれました

私の中では、その父親のイメージが膨らみます
どんなに頑固そうな、物分かりの悪い父親なんだろう
と想像してました

でもある日、街でその患者さんを見かけました
父親と一緒でしたが、その光景には驚かされました

実に仲良く、父親と買い物をしていたのでした
どこから見ても、仲の良い親子でした

その患者さんは、父親に対する不満を言いたかっただけなんだ
それを言えればよかったんだと気付かされました

その後、次の診察の時に、街で見掛けたことを話し
父親について尋ねると、父親の良いところもいろいろ話が出てきました

その人の一部の情報だけ聴いて
その人全部を想像してはいけないなと、改めて感じました  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2010年05月11日

それぞれの立場で

まだまだ不景気で、ハローワークで仕事を探しているけど
なかなか見つからない、仕事が決まらないという患者さんは沢山いらっしゃいます
そんな中で、人それぞれ立場が違うと
こんなにも見方が違うのかと感じたことがありました

もうすぐ30歳になる、ある患者さんは
「いい仕事は、新卒やもっと若い人にしかないんです」と言われました

30歳代後半のある患者さんは
「35歳過ぎると、求人がぐっと少なくなるんです」と言われました

51歳の患者さんは
「45歳以上の求人は、本当に少なくて厳しいですね」と言われました

それぞれの立場で、自分には申し込むことができない仕事の方が
魅力的に感じてしまうから出る発言なのかもしれません

早く景気がよくなり、もっと求人が増えて欲しいものです
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)日々の診療について

2010年05月08日

いつかは光が

患者さんと話していて、今の現状はどうしようもないこともあります
そんな時にこんな話もすることがあります

「真っ暗な闇の中で、ジッと耐えるしかない時期がある
そうすると、かすかに光が見える時も来る
それまで生きていることが大事ですよ」

今は、どうしようもない状況でも
必ずその状況が変わる時期も来る
それを信じてあきらめないことが、一番大切なかもしれません

世の中に、変化しないものはないと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(5)日々の診療について

2010年05月07日

子供が将来を考える時

高校生のやる気をなくした患者さんに問い掛けてみました
「将来、やりたいことはある?」

「別に・・・」という答え

でも話しているうちに、その子は「将来のやりたいことを探したい」
と考えていることが分かった

そこでアドバイスしたのが
「やりたいこと」を探すよりも、「自分が人の役に立てること」を探す方がいいよ

結局、大人になって本当にやりたい仕事をしている人は、そんなに多くはないと思う
でも充実して仕事している人は、人の役に立っていると感じている人
だから自分はどんなことをしたら人の役に立てるのだろう
と考えた方が、将来の方向性は見つかりやすいのではないかと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)思春期の問題について