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2010年05月25日

大事なことを話してくれない

診療をしていて、この患者さんはどうして病状が悪化したのだろう
といくら考えても理由が分からないことがあります

そんな時に、時折あることなのですが
患者さんがすごく大切な情報を話してくれてなかったりすることもあります

自分の家族の具合が悪くなっている、ということを
自分の病状とは関係ないことだからと判断してしまい
話してくれない患者さんもいらっしゃいます
でも実際には、家族のことが心配で、その患者さんの具合も悪くなっています

そういう情報をもらえてないときは本当に悩みます
どうしてこの患者さんは、このタイミングで調子を崩すのだろうと
いくら考えても結論が出るはずがないのです

患者さんが、自分のことではないから話す必要はない情報だ、と判断する時もありますし
家族のことだから自分の診察の時には話したくない、と考えている時あるかもしれません

患者さんは言わないけど、何かあったのかなあと想像するのは必要なことですが
決して簡単なことではありません



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Posted by まっちゃん  at 22:00 │Comments(7)日々の診療について

この記事へのコメント
私が通院しているクリニックは、かなり時間をさいてくれますし、話も聞いてくれます。

でも、私に時間をとれせては、待ってるほかの患者さんに悪いなと思ってしまって、話を自分からきりあげちゃいます。

もう少し、一人一人に時間があればなと感じます。
Posted by ゆら at 2010年05月26日 03:49
ゆらさん
本当にもっとゆっくりと時間を取れる環境が欲しいと私も思います
そうすれば関係ないと思っていたけど、実は重要なことだったということも聴き損ねることは減ると思います
待ってる他の患者さんのことを考えてあげる優しさは、自分も苦しいのに凄いなあと思います
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2010年05月26日 21:03
こんばんは。

どう言えば、消え去るのを止められるのか聞きたかったんです。

夜中に、目が覚めるのは、うつ病の症状が、悪化したからでしょう?
眠れないのは、うつ病の症状だと、半ば諦めがありました。
三ヶ月もまともに寝てないのだから、ひどくもなるでしょう。

自分の体だから、解ります。

しかし、死なない方法は、寝る事でしょうか。
毎晩、寝る時、明日は生きて、
家族におはようと言えるだろうかと思います。

今日、診察を受けて、診察室で頭が痛くなりました。
2回目でした。
1回目の時は、良い患者で居ようと思い、その後、
何も言わずに薬だけもらって帰るようになりました。

先生は、絶対的に孤独な人間を、
それぞれ、考え方、認識力が違う患者を、
どうやって、知り得られるのでしょうか?

私には、解りません。

私が悩んでいるのは、家族を残して、
消え去る事を止める方法を、教えて欲しかったんです。
消え去りたいんです。

私の仕事はどうでも良いんです。
ただの組織の駒ですから。

私より、先生の仕事が大変でしょうから。
患者さん達の命に直結してますから。
Posted by ところで旦那さん at 2010年05月26日 22:40
正直、こんな内容を投稿される先生のことを、すごいと思いました。
また、それに対する反響も。
人間って、人間だから、気持ちとか心とか身体とか感情とか価値観とか固定概念とか、いろんな関わりとか、いろいろありますよねー。

先生、応援してますね。
佐賀の片隅で。
神様は、がんばっている人を見かけると、応援したくなるんだと思います。
Posted by ぴぃち at 2010年05月27日 10:16
ところで旦那さん
まずは睡眠をとれるようになるといいですね
今はそれが調子を取り戻す方法だと思います

ぴぃちさん
ありがとうございます、元気付けられます
難しい問題に取り組む勇気をもらえます、感謝です
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2010年05月27日 22:36
花屋は生命にかかわることではありませんが、
場に相応しい花を安全にお持ちいただく為に
やはり情報は必要です。話すのを嫌がる方もいますから、何故私が尋ねているのかを先にお話して、必要な情報は訊くようにしています。
お客様が不要と判断した情報が実は
大切だったりするので、まずは今回の花にまつわる想いは何でも教えてほしいなと思います。
お医者さんの仕事と一緒に考えるなんて
おこがましいのですが、良いサービスを
提供するという意味では共通点があるのかなと思いました。
Posted by ミモザ at 2010年05月28日 12:25
ミモザさん
良いサービスを提供するためには情報は必要ですよね
すごく共通しているなと思いました
お客さんを大切に思われている気持ちが伝わります
Posted by まっちゃん at 2010年05月29日 23:03
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