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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2011年03月31日

微笑みうつ病

「微笑みうつ病」というものがあることは、知らない人が多いと思います
「うつ病」というと、笑顔とは遠い感じがするでしょうが
実は微笑んでいる「うつ病」の人もいるのです

診察室でも
そういう患者さんは、ニコニコされていて
調子の悪さは訴えますが、そんなに大したことはないと言われます
そこで本人の言うことを、そのまま信じてしまうと
本当に大したことはない軽い不眠症ぐらいかなと思ってしまいます

でもここで注意しないといけないのが「微笑みうつ病」です
現在も景気は決してよくはありません、雇用情勢も厳しいものです
もし自分が「うつ病」と診断されたら、リストラの対象になるんではないか
と不安に思う人も少なくないのです
そのために「うつ病」かもしれない症状を知られないためにも
診察室でまでニコニコして隠さないといけなくなるのです
これが「微笑みうつ病」の正体です

現代は、自分で「うつ病」かもと思えば、インターネットでいくらでも調べて
その疑いがあるかどうかテストするサイトもいくつもあります
患者さん自身が、自分は「うつ病」かもしれないと分かっているので
受診されるのですが、無理して笑顔を作ってしまうことがあるのです

「微笑みうつ病」の患者さんは、無理して元気なふりをしているので
それがさらにストレスとなり、無理していることを早く気付いてもらわないと
病状はどんどん悪くなってしまいます

そして、ある日突然に蒸発してしまったり、自殺してしまったりする場合もあります
会社の同僚は何故と不思議に思うこともあるようですが
自宅では、なんだか元気がなかったと気付かれていた時もあるのです

無理して隠さないでよい時代にならないものかと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)「うつ」について

2011年03月30日

逃げ切れない

ある患者さんは、愚痴を言ってくる人から逃げることができず苦しんでいました
愚痴を言う方は、言って自分が楽になるのでそれでいいのかもしれませんが
聞きたくない愚痴を、いつも聞かされる方は随分と疲れていました

それでもなかなか避けることができないことがあるのです
避けたいと思っているのに、「聞いてよ」と言われると
「いいよ」と答えてしまう
「今日は都合が悪い」と言う言葉なかなか出ないのです

自分のためには、その人を避ける必要があることは理解している
でもつい流されてしまう
人間とは、頭で考えた通りには行動できないこともあります

私も、頭では分かっていても
美味しそうな食物があれば、カロリーオーバーだと分かっていても
食べちゃいます、人のことは言えません  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2011年03月29日

悩みもいろいろ

物事に対する解釈の仕方は、人それぞれ違うということを実感させられます

3月から4月にかけて、いろいろな地域の役員の交代の時期ですよね

ある患者さんは、自分でなりたいと思っていた役職になれずに
自分で思っていたより周囲の支持がなく、落ち込んでしまいました

ある患者さんは、なりたくないのに役職を押し付けられて
その責任とプレッシャーで、眠れなくなり、気持ちが沈んでしまいました

同じような役職なのに、ある人はなれなかったことがストレスになり
ある人はなってしまったことがストレスになりました

人はみな違う価値観で生きているし、同じ出来事でも全く違う解釈をする
だから面白いのかもしれません
誰かに対して、自分の価値観の押し付けはしたくないものです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(0)日々の診療について

2011年03月28日

断ることができない人

人からものを頼まれると、断ることができない人もいます
「断る」というのは、勇気の要ることです
その勇気が出せなくて、流されてしまう時もあるようです

「嫌だ」「できません」という拒否ができない人は
引き受けてしまうと責任感を強く感じてしまう場合もあります
そして、頼まれたことが上手くいかないと
自分を責めてしまい、落ち込んでしまうことさえあるのです
そこまで責任を感じる必要はないのにと思ってしまいます

人は、頼みやすい人に頼んでしまう傾向があります
断るのが下手だという雰囲気をかもし出していると
いろんなことを引き受けることになるかもしれません

たまには「断る勇気」も必要なんだと思います
もちろん余力があって、そんなに大きなストレスにならないのであれば
人に頼まれたことを引き受けるのは、素晴らしいことだと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(0)日々の診療について

2011年03月26日

敏感に

ある患者さんが、「もう自分にはいいことはないと思う」と話しました
落ち込んでしまい、ついそういうことを言いたくなったんだと思います
どうしても考え方が否定的になってしまっている時は、「大丈夫ですよ」
「そんなことはありませんよ」としか、こちらは言えないものです

でも患者さんの落ち込みが、そんなに強くなければ
「いいことに敏感になる」ということを説明したくなります

「どうせいいことはない」と思っていると、悪いことがあると
「ほらやっぱり悪いことがあった」と悪いことに敏感になります
いいことがきっとあると思っていると、少しでもいいことがあると
「やった、いいことがあった」と「いいことに敏感」になれます
物事に対する受け止め方や構え方が本当に大切なのです

悪いことより、いいことに対して敏感に生きていきたいものです  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(2)日々の診療について

2011年03月25日

心のメンテナンス

心もメンテナンスは必要だと思います
自分の心の強さを過信してはいけません

毎日の生活の中で、いろんなストレスにさらされて
心もくたびれてくるものです

もっと頑張れる、まだまだ大丈夫だと思っていると
ある日突然、心の不調が出てくることもあります

しばらく忙しい日々が続いたと思えば
ストレスの多いことが続いたと感じたならば
積極的に休みをとることも大切です

自分の心を守ってあげられるのは自分だけです
自分の心のメンテナンスができるのも自分だけです
心が元気なのか、最近疲れてないか、ちょっと振り返ってもらえるといいと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(2)日々の診療について

2011年03月24日

梅と桜と



クリニックの桜が咲き始めました
この桜は、「陽光桜」という種類で、ソメイヨシノよりも少し早く咲きます
もう2~3分咲きというところです

桜の木の隣には、まだ梅の花が少し残っており
梅と桜の共演になっています

クリニックの木々達にとっては、植え替えられて初めての春ですが
元気に花を咲かせてくれてます

この後は、「つつじ」と「ハナミズキ」も咲く予定です
どんな色の花が咲くのか、今から楽しみです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)その他

2011年03月23日

ストレス食い

ストレスが貯まると、食べることで発散する人は多くいらっしゃいます

そういう時は、どうしても早食いになり、あまり味わってはいません
詰め込むように食べて、頭の中は食べることに集中していて
他のことが考えにくくなっています
満腹になって食べることを止めるのではなく
胃が苦しくなって食べるのを止めることが多いようです

こんな食べ方が健康にいいわけがありません
でもストレスが貯まると、ついつい食べてしまいます

理性では止めようとしても、それを越える本能のようにも感じます
きっとこれも人間をストレスから守る仕組みなのかもしれません

「ストレス食い」を止めたければ、やっぱり他のストレス発散を見つける以外には
方法はないんじゃないかと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2011年03月22日

謝れない男性

男性は、なかなか「ごめんなさい」が言えない人が多いんです
これは謝るということの意味が、男性と女性では違うからじゃないでしょうか

男性にとって謝るということは、自分の非を認め、相手に対する負けを認めたということ
「人に負けたくない」「自分は間違いを犯さない優れた人間だ」と思いたい男性は
なかなか「ごめんなさい」が言えないものです

女性にとっては、謝るということはコミュニケーションの一部であり
自分が一歩譲ったというぐらいに思っている人も多いようです

だから女性から見ると、男性は素直に謝らない
謝っても、ぶっきらぼうに「ゴメン」と言っただけで気持ちが入ってないと思えるのです
謝ることの意味が違っているのかもしれません

だから男性は、女性が謝ってくれると
「分かればいいんだよ、分かれば」と勝ち誇った気分になります
女性はそこまで負けたつもりはなくても、男性はそう受取りやすいのです

「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り過ぎる女性がたまにいますが
これは男性からすると、まるで自分が力で抑えつけたみたいな感じになり
「自分が悪者みたいじゃないか」と思ってしまい、気分のいいものではありません
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月21日

連休は

今度の連休は、親孝行旅行をしてきました
両親を連れて、妻や子供達と伊勢神宮に参拝に行ってきました
両親の強い希望があり、以前から計画していたので
連れて行くことができて本当によかったです


伊勢神宮の外宮です
すごくいい雰囲気のところであり、確かに何かパワーを感じました
清々しい空気に満ちたところでした



その後で、内宮にも行きました
あまりの広さと、参拝客の多さに圧倒されましたが
手をかざすと何かビリビリと掌に感じる場所もあり
その不思議さに感動しました



参拝が終わったら
「おかげ横丁」で「赤福ぜんざい」を食べました
長く歩いて疲れた後には、この甘さが最高でした

  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)その他

2011年03月19日

人から好かれるには

自分は人から好かれていると思っている人は
自分のことに好意を持ってくれる人に対して、好意を返すので
良い人間関係ができていくのではないでしょうか

でも、自分は人から好かれてないと思っている人は
どうせ相手は好意を持ってないと思うので、一歩引いた接し方になり
その避けられた感じが相手に伝わり、本当に避けられたようになってしまいます
そうするとやっぱり自分は人に好かれてないと確信してしまうのです

こういう好循環と悪循環はよく見かけます
「人は、自分で思ったような人になる」という言葉があります
これは本当にその通りだなと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(4)日々の診療について

2011年03月18日

愛情が欲しい

患者さんの中には、「寂しい」「つらい」「私は一人だ」と言い
誰かの愛情を求めている人がかなりいます

愛情を求めるという気持ちは、人間の本能の部分じゃないかと思います
だから愛情を求める気持ちは、十分に理解できます
でも、ある程度の愛情を得られたら満足して、今度は自分が誰かに愛情を与えようとなるはずなのですが
そうならない人もいます

愛情を求めて求めて、どこまでも求めてしまう人もいます
例えが悪いかもしれませんが、認知症の患者さんが満腹中枢が上手く機能しなくなり
食べても食べても満腹感が感じられず、食べてないと言うのに近い気がします

愛情満腹中枢は、自分のことをこれでいいと認めることができる
自己肯定感と大きく関係があるのではないかと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月17日

パワーに満ちた人

毎日の生活で、パワーに満ちた人になりたいと思っています
決して筋肉モリモリになりたい訳ではなく
心のパワーがみなぎっている人になりたいと願っています

ジェームズ・アレンの言葉の中に
「パワーに満ちた人とは、周囲の人たちが
どんなにあわてている時でも
おだやかにしていられるひとである」というのがあります
真のパワーは「自立」と「不動」を基盤としているということです

私も少々のことでは、あわてない人間になれないものかと思います
大楠の樹を見ていると、しみじみと感じさせられます  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(2)その他

2011年03月16日

虫の目、鳥の目、魚の目

いい話を聴きました
「二人の男が、レンガを積んでいました、そこで二人に何をしているのか尋ねました
一人はレンガを積んでいると答えました、もう一人は教会を作っていると答えました」

これはどういう視点で、視野の広さで仕事をしているかということだと思います
「レンガを積んでいる」と答えた人は、そのままを答えていますが
そのことしか見えてなく、これを「虫の目」というらしいのです
「教会を作っている」と答えた人は、少し広い視野で物事をとらえており
これを「鳥の目」というらしいのです
鳥の方が空高くから広くを見渡しているという意味でしょうか

視野が広く、物事の本質も見えている、そんな人間になりたいと思います
でもついつい視野が狭くなってしまうものです
常に意識してないといけないと思いました

ついでに「魚の目」とは、足の裏にできるものではなく
流れを読む、場の雰囲気を読むということらしいです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月15日

万引き

患者さんの中には、ストレスが貯まり過ぎて
その発散方法が間違った方向にいってしまうこともあります
時折あるのですが、患者さんが「万引き」で捕まることがあります
もちろん警察から連絡はありませんが
後日、患者さんの方から話して下さることが多いのです

ストレスが貯まって万引きしてしまう人は
本当に必要な物は万引きしていないようです
どうでもいいもの、あまり欲しくもないものを万引きしてしまうようです

そして、ある患者さんが
「捕まってホッとしました」と言いました
悪いと分かっていても止められなかったのです
誰かに止めてもらうのを待っていたのです

ストレスが貯まって万引きするなんて、心が弱いのさと他人事みたいに思っている人も多いと思います
でも本当にそうでしょうか?
自分がストレスが貯まって爆発しそうになっている時に、どんな行動をとるか分からないものです
人間とは弱いものです、自分だけは違うと思う気持ちは、自分を分かってないのです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月14日

責めないで

病気の症状によって、なかなか動くことができず
家でジッとしていることが多く
家族から見ると、ただゴロゴロしているようにしか見えず
ついつい家族が、患者さんをせかしてしまうことは多くあります

家族が言うのは
「せめて散歩ぐらいは行けるだろう」
「せめて家の手伝いぐらいはできるだろう」
「せめてアルバイトぐらいはできるだろう」
などの言葉です
「せめて、せめて」と言いながら、患者さんを責めてしまうのです

家族も耐える力が必要です
患者さんも責めに耐える力が必要です

これこそ家族の理解の大切さということです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月13日

たんたん麺

今日は、佐賀大学で日本小児心身医学会九州沖縄地方会があり参加してきました
主に子供達の心身症についての学会です
その中で特別講演として磯貝希久子先生のソリューション・フォーカスト・セラピー
についての話は、すごくよかったです
やっぱり、ソリューション・フォーカスト・セラピーは凄い治療法だと思います
ますます勉強する意欲を刺激されて帰ってきました

学会の後は、以前から行ってみたかった
「たんたん」に初めて行けました
店の名前になっているぐらいなので
なんといっても「坦々麺」を食べてみました
すごく辛かったんです、汗が額から吹き出し、ハンカチで汗を拭き拭き食べました
でもそんなに辛かったのに、美味しくて途中で残すことが出来なかったんです
いつもならば、こんなに辛ければ途中で食べるのをあきらめるのですが
美味しくて汗を拭きながら、はしが止まりませんでした
次はまた別のメニューも美味しそうだったので頼んでみようと思いました


  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(3)その他

2011年03月12日

心配です

東北地方の大地震には本当に驚きました
被害状況を報道で知るにつれ、こちらも苦しい気持ちになります
自分も何かできないか、これはいろんな情報を集めているところです
被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます

それにしても福島の原発での爆発も怖いですね
何か不自然な感じがする会見がテレビで流されていましたが
重大なことが隠されていないことを祈ります

後で、「あの時は分からなかった」と言うのは
いつもの弁明ですが、そんなことで多くの人を危険にさらして欲しくないと
切に願います  


Posted by まっちゃん  at 19:10Comments(3)その他

2011年03月11日

母と娘

親子とは難しいものであり、父親と息子の関係も男同士で乗り越えないといけない存在であり
様々な葛藤が生まれるものですが
母親と娘の関係も本当に難しいものだと感じています

母親と娘は、女同士であり、心の距離が近いことが多いようです
距離が近いだけに、感情的な衝突も生まれやすいようです
男同士だと距離が取れるのでしょうが、女同士はそこが上手くいかないのです

男同士だと、全く関わりを断つことも珍しくないのですが
女同士だと、衝突しながらも近付いていくのです
だからクリニックに相談に来られるのは、母親と娘の問題の方が圧倒的に多いのです

でも母親をひどく非難する娘の中には、母親に似た部分があり
まるで自分の一部を嫌うかのような感情があるようです
娘を悪く言う母親は、自分の思い通りにならない娘を責めて
自分の子育てを後悔し、過去の自分を忘れてしまっているのです
これは私が感じていることですが、これを分かってもらうのも簡単ではありません  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(3)日々の診療について

2011年03月10日

「キャラ」ってありますよね

ある患者さんが
「私って、いろいろ言われやすいみたいなんです」
と話してくれました
確かに人から、あたられやすい人と、あたられにくい人がいると思います
立場を替えて考えてみても、何かを言いやすい人と、言いにくい人は確かに違います
これはその人が出している雰囲気というか、キャラクターというか
そういうものはあると思います

子供の頃に、女の子のスカートめくりをしても
一回だけ「もーっ」と怒られて、すぐに許されてしまう子と
調子に乗ってスカートめくりでもしようものなら
クラス全員から非難され、何カ月も言われ続けるような子といました
確かにこれも、その人のキャラクターなんだと思います

いろんな「キャラ」がありますが、相談しにくい雰囲気を持ってるキャラより
何か話し掛けやすい雰囲気を持ったキャラの方がいいと思うし
親しみやすいキャラを持っている人の方が得をするような気がします

人は意識しないでも、自分なりのキャラを出していて
なかなかこれを変えることが出来ない人もいますが
もちろん変えていける人もいます

こんな話ですぐに連想するのは、本村健太郎弁護士です
本来は、あんなだらしないキャラではない人なんですが
テレビ用にキャラを演じているんだなと思います

患者さんの中にも、人前では明るく元気なキャラを演じているけど
実は一人になると違うという人は多くいます  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について