頭でいくら理解したつもりでも、練習しておかないと
実際には出来ないことって多いものです
練習なんかしなくても、その時になれば
なんとかなるさと、私も思いやすい人間ですが
なんとかならなかった経験もいっぱいあります

すごく極端な例えですが
イチロー選手に、バッティングのコツを丁寧に教えてもらったとしても
すぐにプロの投げる球を打てるようになるわけではありません

理論だけ分かって、もうできる気分になってしまうと
思ったような結果が出ないことも多いものです

理論が分かったら、後は地道な反復練習が必要です  

みんなが泣いてしまうような感動的な話でも、泣けない人だっていていいんです
同じ話を聴いても、それぞれの人の感想が違うように
泣ける話を聴いても、どのくらいの話で泣けるのかは違ってるのが当然です

みんなが泣いている時に、自分だけ泣かないと
「冷たい人」と思われそう
という悩みの人もいますが
大したことでもないのに、すぐに涙が出てしまい
「泣き虫」と言われてしまう
ひどい時には、「可愛い子ぶって」とまで言われてしまう
それが悩みの人だっています

やっぱり、みんな違っていいんだと思います
無理に人と同じにする必要はありません

これを書いていて、フッと思い出したのは
斉藤由貴さんの「卒業」という歌です
「卒業式で泣かないと、冷たい人と言われそう」という歌詞がありました
でもこの当時は、尾崎豊の「卒業」も流行っており
私は、それを聴いて熱くなっていました
ちなみに菊池桃子さんの「卒業」も同時に売れてましたね


明日の２４日から、福岡で開催されている日本精神神経学会に参加します
申し訳ありませんが、２４日と２５日は休診とさせていただきます
よろしくお願い致します  

やっぱりストレスに弱いなあと日々感じるのは
「自律神経」です

ストレスが原因で様々な不調を訴えて
患者さん達が受診されますが
ストレスによって最も不調になりやすいのは
「自律神経」だなと実感させられます

「自律神経」とは、交感神経と副交感神経のことで
この二つが、アクセルとブレーキみたいな感じで
体の中のバランスをとっています

自分で意識しないで、体が自分を守るために
勝手にバランスをとってくれる仕組みなのですが
ストレスがかかると、このバランスが崩れやすいんです

「自律神経のバランスが崩れてますね」と
不調の原因を説明することも、少なくありません


私も、ストレスに強い、タフな自律神経が欲しいのですが
そう簡単に手に入れられるものではありません
「自律訓練法」等の鍛え方もありますが
やっぱりストレスとの上手な付き合い方が欠かせません

ストレスとの上手な付き合い方とは
物事の受け止め方、理解の仕方なのかもしれません



  

最近は、大人の「発達障害」の患者さんが受診されることが
増えてきているのではと感じることがあります

「発達障害」の患者さんは、社会生活をやっていく上で
コミュニケーションが苦手だったり
「こだわり」が強かったり、不注意だったりすることがありますが
他の人よりも、優れている点もある人がいっぱいいます
でも、その優れている点を上手く生かしきれないのです

発達障害の人を、ゴルフに例えると
パターは天才的に上手だが
そこに至るまでのショットが苦手で
グリーンにオンするまでに、倍ぐらい打ってしまう
グリーンに乗せれば、難しいパットもワンパットで決めてしまう
結局、ゴルフのスコアとしては良い成績は出ないのですが
パターゴルフだけなら、誰にも負けない
そんな人なのかもしれない

こういう人の才能を生かすには
プロゴルファーになるのは無理だけど
パター専門のレッスンプロになら成れるのかもしれません
（そういうレッスンプロがあるのかは知りませんが）

その人の才能を生かした仕事に就けば
「発達障害」の人にしかできない、というぐらいすごい仕事ができる人も
いるかもしれないと思うのです
なんとか良いサポートができればと思っています  

「正義は必ず勝つ、とは限らない」
「努力は必ず報われる、とは限らない」
悔しいことですが、これが現実です

明らかに間違っていることなのに
自分を守るためには、嘘をつく人もいる
これも悔しいけど、現実なんです

社会で生きていくには
受け入れたくないし、あきらめたくないけど
個人の力ではどうしようもないことが沢山ある

意識すると不愉快になるので
日頃から、あまり意識しないようにしているけど

ある患者さんは、自分がいくらきつくても
困っている人を見ると、絶対に放ってはおけないのです
後のことなど考えずに、いつでも一生懸命だから
自分は疲れ果ててしまう

こんな社会だけど
こういう人達もいることが、救いになります

世の中は、間違った人ばかりでもなく
正しい人ばかりでもない
同じ人でも、正しい時もあれば、間違う時もある  

高齢者のための介護サービスで
デイサービスというものがあります
朝、施設からバスで迎えに来てもらい
施設でレクレーションを楽しんだり、入浴したりして
夕方にまた自宅まで送ってくれる
認知症の進行を予防するにも効果があり
いいサービスだと思っています

このサービスを受けてない
認知症疑いの患者さん達に
自宅でゆっくりしてるだけでなく
デイサービスでも行きませんかと勧めることがよくあります

そうすると、女性の患者さんは
おしゃべりしに行くのもいいですねと
受け入れがいいことが多いのですが
男性の患者さんは
人の集まりに行くのは好きじゃないと
断られることが多いんです

確かに、今のデイサービスは
どちらかというと、人との会話を楽しむ女性向けになってます
もう少し男性向けにプログラムを考えたデイサービスが
ないものかと思うこともあります

私も人のことは言えないのですが
男性は、高齢になっても
女性に比べると、コミュニケーション能力で劣っていると感じます

これからは高齢者は増々増えていきます
男性向けのデイサービスが、もっと求められる時代が来ると思います  

ゴールデンウィークは、のんびり過ごしていましたが
蕎麦が大好きな私としては、八女の星野まで蕎麦を食べに行ってきました

昔から、星野村と言ってましたが
今は、市町村合併により、八女市の星野になったようです
星野までの道には、水害の後で、まだ復興できてない所が多数あり
改めて被害の大きさを感じました

行ってきた蕎麦屋は、「な佳しま」という店で
信州から、そば粉を送ってもらっているという
こだわりのお店で、連休でもあり、待ち時間もそれなりにありました



食べてみた感想は、こんなに腰のある蕎麦は初めて食べたと感じました
星野まで行ってよかったと思わされる味でした
写真は、そば定食ですが
「黄金おろしそば」も非常に美味でした

  

連休中で夜更かしを楽しんでおります
今日は、さがファンブログで人気上昇中の
ばんざいミート！はらのくんに
自分では初めて行ってきました

そこでピアディーナを購入
初めての体験でしたが、予想を越える美味しさでした
カボチャやアスパラやきのこに
バジルのソースも合っていて、大変満足しました


ピアディーナって何だろうと思って、検索してみたところ
イタリアの食べ物で、外側の生地をピアディーナと言い
二つ折りにしてチーズやハム、野菜などを挟んで食べるものらしい
勉強になったし、次は別の物を挟んだピアディーナを食べてみたくなりました  

自分に都合のよくない出来事があった時に
その原因を、自分以外のものに求める人は
誰かを責めて、攻撃的になる傾向があります

いつも誰かのせいにして、自分を省みることをあまりせず
誰かに怒っている人は、周りから見たら扱いにくい人なのですが
本当はすごく弱い人なのかもしれません

自分を責めてしまうと、自分が壊れてしまう
これを無意識のうちに感じていて
絶対にそれをしないために、誰かを責めていることもあります

責めている人ほど、責められると弱いのです