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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2009年09月30日

PMS

PMS(月経前症候群)という状態が、最近よく言われています
女性は多くの方が知っているでしょうが、男性は知らない人の方が多いのではないでしょうか

PMSは、働く女性の7~8割が経験すると言われています
生理が始まる3~10日前ぐらいから、ゆううつな気分になったり、イライラしやすくなったり
腹痛や腰痛が起きたりと多彩な症状が出ます(全ての症状は書ききれません)
そして生理が始まると、その症状がピタッと治ってしまうのです

私の専門でもあるので、PMSの精神的な症状について書くと
ゆううつになったり、怒りっぽくなったり、涙もろくなったり、無気力になったりする人がいます
そしてイライラするので周囲の人にあたってしまい、後で自己嫌悪になる人も少なくありません

原因はホルモンバランスにより、セロトニンの活動性が落ちるのではという説もあります
これは、セロトニンが減ってしまっている「うつ」に近いものがあります
だから「うつ」の薬でセロトニンに働きかけるSSRIがよく効くこともあります
でもPMSの治療をしたいと思う人は、まずは婦人科の受診がいいと思います

ストレスでPMSが悪化する人もいますし、PMSがストレスになっている人もいます
これは悪循環になることもあります

ホルモンの問題で起こっているので、自分ではどうしようもないことがあるのです
こういうこともあるんだと男性も知っておく必要はあるでしょう  


Posted by まっちゃん  at 22:01Comments(2)日々の診療について

2009年09月29日

謝る勇気と謝りすぎる人

自分が悪かったという時に、素直にそれを認めて謝ることって勇気が要ります
どうしても謝る前に「言い訳」ばかり言ってしまい、素直に謝れない人もいるし
謝ることを避けて、別の方向に話を持っていく人もいます

素直に謝れる、そんな勇気を持っている人は本当に素敵だと思います

謝ることが下手な人は、プライドが邪魔をしていることがあります
偏見かもしれませんが、どちらかというと男性に多いようです

でも謝りすぎる人もいます
「すいません、すいません」を連発して、本当に謝っているのか分からなくなるタイプです
あまりにも謝られすぎると、何だか謝らせてる方が悪いかのような錯覚さえ起きます
「すいません」の連発は、相手にこれ以上言わせないという効果もあり
ある意味では、謝りながらの反抗なのかなとも思えます

素直に心を込めて謝ることって、すごく難しいことです
だからこそ、それが出来る人はすごい人ですね

  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2009年09月28日

「うつ」の兆候

「うつ」を疑った方がいい場合とは、どんな時か?
と尋ねられることがあります

この答えは簡単ではないのですが、出来るだけ単純に表すと
「疲れているのに眠れない」というのが2週間以上続いた時なのかもしれません
これに加えて「体がだるくて意欲が湧かない」「食欲がなくて体重が減ってきている」
という症状もあれば、かなり疑わしいと思われます
専門医の受診を考えられた方がいいと思います

静岡県富士市における「富士モデル事業」というものがあり
これは働き盛り世代の自殺予防対策として行われ
全国的に注目を浴びました
このキャンペーンは「お父さん、ちゃんと寝てる?」と語りかける形で
不眠は「うつ」への危険信号だと警告しています  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(5)「うつ」について

2009年09月27日

どうなってるんだ



以前にも何度かこのブログで取り上げた、我が家の「すもも」の木が大変なことになっています

この「すもも」の木は、8月下旬ぐらいから大量の毛虫に葉を食い荒らされてしまいました
9月初旬には葉は殆どなくなり、もう真冬のような状態でした
大量の毛虫は駆除したのですが、そうすると急に新芽がどんどん出てきました
「もう秋なのに、季節を間違えたな」と思っていたら
ついに花まで咲き始めました、このまま今年はもう一回実をつけるのでしょうか

植物の生命力は凄いですね

多分、あまりに早く葉が全てなくなってしまったので
冬を越せる力がまだ蓄えられてなかったのだろうと考えています  


Posted by まっちゃん  at 22:43Comments(4)その他

2009年09月26日

他人の物差し

人はついつい他人の物差しで自分を測ってしまうものです
他人の物差しで、自分は劣っているだとか優れているだとか考えてしまいます
他人がこれぐらいは必要だと言えば、本当は自分は必要だと思っていなかったのに
必要なのかなと思ってしまいます

若い女の子達は、雑誌に出てくるモデルの体型を基準だと思い込み
その物差しで自分を測るので、もっと痩せなきゃと思います

人間とは弱いもので、他人の物差しを無視することはなかなか出来ません
でも必要なのは、自分の物差しを持つことです
自分はこれでいいんだという意志を持ち、他人の意見を無批判で受け入れることを止めるべきです

不思議なぐらいに、他人の意見を無批判で受け入れる人が多いのです
誰にでも意見はありますが、それが全て正しいわけではありません

どんな意見が正しいのか判断するヒントは、事実だけをきちんと見ることではないでしょうか
事実は変わらないのですが、それをいろんな方向から見たものが意見なんだと思います
事実をどちらの方向から見るのかは、自分で決めるべきなのです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2009年09月25日

変えない勇気

何か行き詰まってしまった時に、現状を変えようとすることがひとつの解決法だと思います
どうしようもない場合は、その問題から離れるために
仕事を辞めるだとか、学校なら転校するだとか、解決法が良い時もあります

でもそれが最善の解決法ではない場合も少なくありません
現状を変えないで、ジッと耐えることがいい場合もあります
こういう時に耐えるのは、本当に勇気が要ります
思い切って現状を変える方が楽な場合が多いし
変えなかったら苦しみが持続するし、耐えたから必ず良くなるという保証もないのです
ジッと変えずに耐えることは本当に勇気が要ることです

これはそれぞれのケースによって違いますので、どちらがいいとは言えませんが
もし現状を思い切って変えたならば、その勇気を自分で誉めましょう
もし現状を耐えたならば、その粘りへの勇気を自分で誉めましょう
いずれにしろ自分の人生なのです、自分を肯定した方がいいと思います


  


Posted by まっちゃん  at 22:38Comments(2)日々の診療について

2009年09月24日

怒る人

怒りっぽい人は、一般的にセルフイメージが弱く、自尊心が低い人が多いと言われています
全ての人は自分の好きなように行動する権利があります
それに対して思い通りにいかないと、腹を立てるようでは自分が疲れます

他人の不完全さを受け入れるためには、自分の不完全さを許せないといけません

怒りたくなることは、生活していたらどれだけでもあります
おそらく尽きることはないでしょう
でも怒らないでよくなる為には、自分を許さないと他人も許せません

「怒り」をぶつければ、相手の「怒り」を誘発します
そしてもし「怒り」を返されれば、もっと「怒り」が強くなる
という悪循環になります

怒らなくてよくなる為に、自分を許して、他人も許しましょう  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)日々の診療について

2009年09月23日

曼珠沙華



毎日通勤途中に通る道には、曼珠沙華が沢山咲き始めました
田んぼのあぜ道にいっぱいに咲き
とても綺麗です

私はこの花が好きなのですが
毎年その美しさと、時期を忘れない自然の不思議さに感動します

秋の彼岸の時期になると、急に道端からあらわれる様な、そんな気がしますが
花が咲いたから気が付くだけで、きっとその前からゆっくり成長していたんだと思います
花が咲くまでは、成長していても気付かれることもなく
急に花を咲かせて周囲を驚かせる
人間も同じところがあるのかもしれません
結果が出るまでは努力しても誰も気付いてくれない、でも結果が出ればみんなに気付いてもらえる

曼珠沙華の花は、赤だけじゃなく黄色もあるらしいのですが
数が少なく滅多に見ることはできません
どこかに黄色がいっぱい咲いているところはあるのでしょうか  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)その他

2009年09月22日

シルバーウィークって

なんだか慣れてないシルバーウィークを過ごしています
何処に出掛けても人が多く、道は車も多く大変ですね
殆ど子供達と一緒で、新しい発見もあり子供の成長を感じながら
幸せですがいつもと違う疲れ方をしています

明日までは休みですが、明日は仕事に絡んだことをしようと思っています
溜まった仕事が山ほどありますが、何よりも捨てないといけないものも沢山あり
その整理をしたいと思っています

何かを捨てないと、新しい物を置くスペースがない
これは仕様がないことですが、なんだか物だけに言えることではない気がします

生活の中でも、今は一日の時間はそんなに空いてる時間もなく
何か新しい事を始めたいと思えば、何か今やってることを捨てる(止める)ことをしないと
時間配分が上手くいきません
物と一緒で、必要度が低くなった習慣は切り捨てないといけません
これが上手く出来ると気持ちがいいだろうなと考えています  


Posted by まっちゃん  at 22:41Comments(0)その他

2009年09月19日

解釈は人それぞれ

「そんなつもりで言ってないのに」と言いたくなる程に
言葉を違う解釈で受け取られることもあります

聴いた言葉に、自分の思いを重ねて解釈してしまうので
言葉通りに受け取ることって、意外と難しいことかもしれません

先日、こんなことを言う患者さんがいました
いろいろときつくなってしまう話を友人にしていたら
「それは普通じゃない」と言われた
この言葉が「あなたは甘えている」と言われた気がして仕様がない
とのことでした

その友人は、そんなことは誰でもあるよ、心配いらないよという意味で
「普通じゃない」と言って、元気づけようとしたんだと思います
でも、そんなことできつくなっていては駄目だ、甘えているよ
と言われたように感じてしまう場合もあるのです

言葉って難しいですね
でも臆病になってしまい、何も言わないこともよくないと思います
コミュニケーションは、ある程度言葉の量も必要ですね
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(6)日々の診療について

2009年09月18日

ボーッと休みたい

時間がある時にボーッと出来ると、ストレス発散になることもあるのですが
それがなかなか出来ない人もいます

何も考えずにボーッとすることって意外と難しい時もあるのです
何かに追い立てられるように、あれこれと動き回ってしまい
休みたいのに休めないということもあります

何故そうなるんでしょうか?
休むのが苦手なんでしょうか?
答えの一つとしては、休んでボーッとすると考えないでいいことを考えてしまう
ということがあります

出来るだけ考えたくないという事があると、人は無意識の内に考えることを避けようとします
そして考える時間を作らないようにと、休まないように行動してしまうことがあります
そうするとストレスも溜まっているだろうに、休むことが出来ず
どんどん辛くなっていくことがあります

でも自分には考えたくないという事があると気付ける人はいい方です
それに気付くことも出来ずに、苦しんでいる人も多くいます
誰かにじっくりと話を聴いてもらえると、それに気付けるかもしれません

人間の心って本当に複雑です  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2009年09月17日

逃避型抑うつ

「逃避型抑うつ」というものがあります
かなり昔から言われている概念ですが
週末は元気で、月曜になると落ち込む傾向があったり
連休明けに仕事に行くのが嫌だったりします
自分を認めてくれる上司の下ではすごく張り切って仕事が出来るのに
苦手な上司の下では落ち込んで動けなくなったりします
プライドが高く、それを傷付けられることをすごく嫌がります
比較的高学歴の30歳代に多いと言われています
他にもいろいろと特徴はあるのですが、このタイプの人は
自分から病院を受診することはあまりありません
だいたい家族に連れられて受診します

この他にも「うつ」については、いろいろなタイプが言われています

患者さんの中には「私は逃避型うつ病じゃないですか、逃げてるだけなんです」
と自分を責める言い方をする人もいます
でもそれは「逃避型抑うつ」をよく知らないで、「うつ」の為に自責的になっているだけなのです
私はそういう時に言うのですが「逃避型抑うつだと自分で言うこと自体、逃避型抑うつではないんです」
本当に逃避型抑うつの人は、自分でそうだとは言いません(私の診た限りでは)

「うつ」にいろいろタイプがあり、それについて様々な本も出てます
「ディスチミア親和型うつ」「非定型うつ病」等が最近よく言われています
そのうち、それらについても書きたいと思います
  


Posted by まっちゃん  at 22:21Comments(0)「うつ」について

2009年09月16日

人間関係の距離

人間関係で、どのくらいの親密度で付き合うかを
人間関係の距離という言い方をします

この距離の取り方が下手な人は少なからず居て、人間不信になったりしています

この人とは親しくなれそうだと感じると、急速に距離をちぢめてしまい
相手がどう感じているかを考えきれず、一方的にいろいろと係わりを持とうとするので
相手は困ってしまい、適度な距離を置こうとする行動にでる
そうすると、自分は避けられてる、嫌われてると感じてしまい
「裏切られた」とさえ表現されることもありますが、その人との付き合いを止めてしまい
人間不信になってしまうというパターンがあります

一方的に係わりを持とうとする時に、自分のことを理解してもらおうという気持ちが強過ぎて
相手のことを理解しようという気持ちが少なくなってしまいます
どこかで勝手に、相手は受け入れてくれる人だと思い込んでしまい
それが自分の判断ミスだったのに、こんな人だとは思わなかったと相手を責めて人間不信になる

こういう書き方をすると、かなり困った人のように思えますが
本当は優しくて寂しがりが多いんです
落ち着いて、時間をかけて、安定した人間関係を築けるように
そう簡単に人間は裏切ったりしないということを理解してもらはないといけません

おそらく裏切られることが多かった人生なのだと思います  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(7)日々の診療について

2009年09月15日

男と女(3)

女性はパートナーが具合が悪くなると
「自分がちゃんとしてあげれなかったから悪かった」と自分を責めるように言う人が多くいます
パートナーの世話をすることが当然という前提があります

一方で男性は、パートナーが具合が悪くなると
心配はするけど、自分が悪かったという人は滅多にいません
それどころか、「お前が駄目だから」とパートナーを責めるような言い方をする人さえいます

これが男女の差なのでしょうけど
これでいいのだろうかと思ってしまいます

「私が、ちゃんとしてしてあげられなかったから主人は具合が悪くなってしまって」
と言う患者さんに対して、「ご主人も立派な大人だから、自己責任ですよ」と説明しても
あまり理解してもらえないのです
世間が、妻は夫の世話をするものという見方をしていますが
妻も自分が世話しなきゃと思い過ぎているところもあります

男性の自立と、妻の自立は同時に行われるべきことかもしれません

  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(3)日々の診療について

2009年09月14日

ハンサムスーツ

昨晩の「エチカの鏡」で、銀座のブスママを見ていて思い出したのですが
先日出張に行った時に、ホテルのテレビで「ハンサムスーツ」という映画を観ました

銀座のブスママは、銀座でホステスをするなんて身の程知らずと言われ
美人じゃないというだけで様々な辛い思いをされたようです
それでも彼女は負けないで、一生懸命考えたのです
そして、客は美人のホステスの前では格好を付けるが
自分は美人には出来ないことをしようと考えて、客がホッとできる接客をしたのです
その結果「銀座の奇跡」と言われるぐらいに成功し
銀座で3件も店を持つようになったというサクセスストーリーでした
そのブスママが「ブスに産まれてきてよかった」と本音で言っている感じに感動しました

「ハンサムスーツ」は公開中は、つまらなそうだと思って観に行かなかった映画でした
でもホテルのビデオに入っており、なんとなく観てしまいました
ブサイクな主人公が、ハンサムスーツを着るとハンサムになってしまい
今までに経験したことがないこと(女性にもてる等)に喜んで有頂天になるが
本当に大切なことは外見ではないということに徐々に気付いていく
なかなか面白い映画でした

この二つを観て思うのは、人間は最初はどうしても外見から判断される
これを否定することはできないが、最初に不利な点があろうとも
それで全てが決まるわけではないということを伝えています
誰でも最初にマイナス点があるのは嫌だけど、後でそれを越えるぐらいのプラス点を
追加する強さを持てばいいんだということです
言葉で言うのは簡単ですが、銀座のブスママはこれを見事にやり遂げてました
最初のマイナス点も含めて自分を全て受け入れることは、素晴らしいことだと感じました


  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(7)映画

2009年09月13日

エチカの鏡はいいですね

アーマパスタさんのブログにもありましたが
今晩は「エチカの鏡」の平林都先生を楽しみにしておりました
平林都先生のすごさを改めて感じ、人を教えること、動かすことの難しさ
を考えさせられました

今晩もう一人番組で取り上げられていた「銀座のブスママ」にも感動しました
「ブス」を受け入れるまでの葛藤と、それを跳ね除けて美人には出来ないことをするという発想
悔しかったことを少し涙ぐんで話していましたが
「ブスに産まれてよかった」という言葉には、全く裏の気持ちがなく、素直にそう言えていると感じました
これにもすごく感動しました

「エチカの鏡」はいい番組ですね  


Posted by まっちゃん  at 23:09Comments(10)その他

2009年09月11日

夜はあまり悩まない

夜にはあまり悩まない方がいいと思います
夜に悩むと、それは不眠の原因にもなりますが
不思議と夜に悩むと、あまり良い方向に考えが向かないものです

どうせ悩むなら昼間に、出来るだけ天気のいい日に
雄大な景色を見ながら悩むと、いい方向に考えが向きそうな気がします

そして結論を出すならば、昼間に悩んだ時に出した方を選びましょう

人間と言うものは、どんな問題で悩んでいるかということも大切ですが
どういう環境で悩んでいるかも大きく影響します


夜にラブレターを書いてしまい、朝になって読み返して恥ずかしくなり
投函するのを止めたことがある人も、少なからずいるのではないでしょうか
  
タグ :悩み


Posted by まっちゃん  at 22:36Comments(3)日々の診療について

2009年09月10日

好きになるタイプ

昔から、女の子は父親に似たタイプの人を好きになると言われていますが
それは父娘関係が良かったからという訳ではなく、母親から好きな男性のタイプが遺伝するのだろうか
とも考えている今日この頃です

気が短い父親に、いつも怒鳴られていたため、それがトラウマになり
男性の大きな声が恐いという人もいますが
そういう人が交際するのは、何故か気が短い人なのです
「気が荒い人は苦手なのに、私が出会うのはそういう人ばかりなんです」と言われても
それは穏やかな男性は眼中にないということなのではないかと思ってしまいます

これもある意味では世代間伝達と言えるのでしょうか
少々大げさな表現ですかね



世代間伝達とは、虐待を受けて育った子供が大人になり
子供の愛し方が分からず、自分の子供を虐待をしてしまうという時に使われます
各世代でつながっていくということです
  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(4)日々の診療について

2009年09月09日

再発への不安

一旦は「うつ」が治っても、再発への不安はなかなか消し去ることは出来ないものです
「今は仕事が暇だから大丈夫だけど、また忙しい時期になったら再発しませんか?」
と尋ねられることもあります
確かに今までと同じ考え方で、同じ様に行動していたら再発もあり得ると思います
でも今回の「うつ」から学んだことを生かしていけば
そう簡単に再発するものではありませんよ、と説明しております

また「うつ」になるんではないか、あの苦しみがまた来るんではないかと
心配する気持ちは理解できるのですが、その心配自体がストレスとなってしまったら
本当にもったいないことだと思います

人間は「忘れる」という特技を持っていますので
「うつ」の苦しさを少し忘れて、学んだことを忘れないように出来ればいいのですが
学んだことを忘れて、以前と同じ生活パターンに徐々に戻る人もいます
こういう時は要注意だと思います
長年の生活パターンや考え方を、変えて生きていくことは決して簡単ではありません
そうすると再発の可能性も出てきますが、それでも以前よりも早く不調に気が付き
早目に治療を始めることが出来るので、やはり以前のように悪くなることはないものです
だから心配はいらないのです  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(5)「うつ」について

2009年09月08日

「うつ」の時の決断

「うつ」になって受診された時に
「もう仕事は辞めます」という人も少なくありません
落ち込んでいるので、物事を悪い方にしか考えられず
仕事を続けていくことに自信もなくなっている為だと思います

「うつ」の時には大きな決断をしない方がいいことを説明して
辞職することは、しばらく待ってもらいます
そして仕事を休んで休養をとることを勧めます

そうすると、治療が進み「うつ」が治ってくると
どうやったら仕事に戻れるかという話に変わってきます
もう辞めようという考えはなくなってきます

あの時に落ち込んだままで決断しなくてよかったということになります

「うつ」かな、落ち込んでいるかなと思ったら
大きな決断は先送りにして、まず診察を受けることをお勧めします
会社を辞めてしまってからの受診ではもったいない気がします  


Posted by まっちゃん  at 22:00Comments(2)「うつ」について