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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2014年06月30日

保護者もいろいろです

保護者もいろいろだと感じることがあります

ある保護者は、自分の子供の言うことだけを信じてしまい
自分の子供に悪いところはないと思っています
そして学校や、他の保護者から、自分の子供のことを注意されると
すごく腹を立てます

一方で、自分の子供が他の子に迷惑を掛けてないか
そのことばかり心配する保護者もいます
自分の子供のせいで、誰か不快な思いをしてないか気にして
過剰すぎるぐらいに、自分の子供を叱ってしまう保護者もいます

どちらも極端過ぎるし、客観性が欠けているようです
でも我が子のことになると、冷静に見ることができず
どちらかに傾いてしまう保護者は少なくないのかもしれません

根本には、保護者自身の自分への「自信のなさ」が反映されている気がするのは
考えすぎでしょうか

  


2014年06月25日

病気になる一歩前

例えて言うのはなかなか難しいのですが
病気になったという状態の一歩前ぐらいの人もいます
ギリギリで持ちこたえている感じです

薄皮で支えている感じであり
この薄皮が破けてしまうと、貯めていたものがバーッと出てきて
本格的に病気になってしまうのです
そうなってしまうと、病気の治療には時間がかかりますし大変です

薄皮が破けないように、なんとか補修して
支えていくことが大切な治療なんです

無理をして頑張りすぎて、ストレスを溜め込みすぎて
もう限界が近いという時は、これ以上頑張らないと決める勇気が必要です
自分でどうしていいか分からない時は、病院を受診したり
誰かに相談することが必要です

一人でも多くの人が、薄皮が破けてしまう前に気付いてもらえるように
できるだけのことはしていきたいと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療について

2014年06月23日

価値観を変える方法

人は育ってきた環境の中で、知らず知らずに自分の価値観を作り上げています
この価値観を変えることができないで苦労する人も多くいます

今まで何人か価値観を大きく変えることができた人をみたことがあります
その人達の中で、分かりやすい方法がありました
それは、しばらく海外で生活するということです

文化も考え方も違う土地で生活し、自分の価値観が今まで育ってきた環境の中にいるからこその思い込みである
と気付き、全く違う環境で育った、全く違う価値観の人達と触れ合い
自分の価値観を変えることができたのです

もちろん海外で生活しても、全員が変わるわけではありません
変わらない人も多いと思います

でも自分の価値観を変えたいと思う人にとっては
ひとつの有効な方法なのではないでしょうか  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療について

2014年06月19日

受診の判断

「うつ」になってしまった時は、判断力が低下することも珍しくありません
つらくて、つらくて、どうしようもなくても
自分がどうしていいのか判断できないことがあるのです

こんなに具合が悪いけど
病院に行った方がいいのだろうか?
この判断も自分ではできなくなることも、しばしばあります

明らかに、眠れてないみたい
いつも疲れて沈んだ表情をしている
食欲がなく、徐々に痩せてきている
いつも元気だった人が、休日に寝てばかりいるようになった

家族がこういう状態になっているようなら
本人は自分で判断できないかもしれないので
病院受診を勧めてあげるのも必要かもしれません

自分では、まだ大丈夫と思っていても
家族に勧められて受診したという人も多くいらっしゃいます
  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療について

2014年06月16日

憎まれっ子世に憚(はばか)る

「憎まれっ子世に憚(はばか)る」という言葉がありますが
何でも思ったことを、ポンポンと言ってしまい
自分の中には、言いたいことを溜め込まない
こういう人はストレスは少なくてすむかもしれません

ストレスが少なく、のびのびと生活できるので
世に憚るというか、目立つ存在になることも多いのかもしれません

でも、少々周囲の人の気持ちを害しても
気にしないか、気付かないぐらいの図太さが必要です

このブログを書いている途中で気付きましたが
思ったことをポンポン言ってしまう人が
全員、憎まれっ子というわけではありません

思ったことをポンポン言っていても
好感を持たれて、憎まれない人もいるのです

言いたいことを言って
憎まれる人と、憎まれない人の違いは
その人が持っている雰囲気が大きく影響しているような気がします

明るくて、サッパリした、憎まれない雰囲気を
どうやったら手に入れることができるか
考えがまとまったら、またこのブログに書きたいと思います  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(2)日々の診療について

2014年06月12日

私が一番重症?

いろんな患者さんが、少し言い方は違いますが
同じようなことを話してくれます

「待合室で待っていると
皆さん元気そうで、私が一番重症なんじゃないかと思う」

何人もの患者さんが同じように感じているようです
自分の苦しさで、いっぱいいっぱいになり
そういう時は自分が一番つらいんじゃないかと思いがちです

それに、診察室では泣いて話す患者さんも
待合室では、ずっと泣いたりはしてません
静かに本を読んだりして過ごしていることが多いものです
冷静に待てて、元気に見えるんだと思います

心の中は見えないし
それぞれに沢山抱えているものはあるでしょうけど
周囲の人には分からないものです  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療について

2014年06月09日

敏感すぎる人

人の言葉に対して敏感な人がいます
厳密にいえば、自分が傷付けられることに敏感だったり
自分が見捨てられることに敏感だったりします

敏感すぎるので、周囲の人は「そんなに気にしなくても」と言ってしまうこともあります
でも、気にしないようにできるのならば、本人も最初からそうしていると思います
それができないから苦労するのです

他の人ならば、聞き流せる言葉が
どうしても気になってしまい、そのことで情緒不安定になってしまう患者さんに対して
私は時々こんな風に説明します
「虫取り網を想像して見て下さい、あなたは他の人よりも網の目が小さくて
他の人だと網の目を通過して気にならないことが、網の目に引っかかってしまい
気になるんですね」

先日、同じことを、こういう風に表現する患者さんがいました
「私は、他の人が針で刺したぐらいの傷でも
ナイフでグサッと刺されたように感じるんです」
伝わりやすい表現だと思いました

こんな風に敏感な人はいるんです
これは気持ちの問題だけで理解できるものではなく
脳の過敏さを表しているのかもしれません
周囲の人達が、一人でも多く理解してもらえればと思います



話は全く変わりますが
これは、ブラックモンブランのバナナアイスバージョンの
バナナモンブランです
先日スーパーで見つけて購入しました



家に帰って食べてみると
なんと500円当たりでした、これはラッキーでした
いいことがあると、ついブログに載せたくなります

  


Posted by まっちゃん  at 21:36Comments(0)日々の診療についてその他

2014年06月06日

他人の評価が気になって

他人の評価が気になるのは、みんなあることでしょうが
それを気にしすぎると、自分が見えなくなってしまいます

他人に良く思われたくて、一生懸命頑張っても
人のことを悪く言う人は、なかなか認めてくれることはないでしょう
でも、人の良いところを見つけるのが上手な人は
あなたがそんなに一生懸命頑張らなくても、良いところを見つけて認めてくれるでしょう

結局、他人の評価を気にするというのは
他人の価値観ばかりを気にしていることなんです

他人の価値観は、自分には関係ないし、変えることもできません
重要なのは、自分の価値観なんです
自分の価値観ならば、自分で変えることもできます  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療について

2014年06月04日

知事からお返事をいただきました

少し前になりますが、佐賀県の古川知事にメールをしてみました
内容は、最近の教職員の「心の病」の増加に対して
事務作業ばかりが増える教職員の仕事では
生徒に係わる時間が減っていっている
それでも無理して頑張って、教職員は「心の病」になってきている
もっと教師の数を増やして、現場での実働人員を増やして
教職員の多忙さを解消できないものか
それが佐賀県の教育を良くする方法ではないか
という内容の、県への提案を送らせてもらいました

その後、古川知事と佐賀県教育委員会からお返事をいただきました
ブログに掲載してもいいとのことであり、以下のようなお返事でした

松永 昌宏 さま

 こんにちは。
 佐賀県知事の古川康です。
 メール、ありがとうございます。

 このたび、教育現場における教員の心の病についてご意見をいただきましたので、まずは所管しております県教育委員会からの回答をご覧ください。

(県教育委員会からの回答)
 佐賀県教育委員会教育長の池田です。

 このたびは、佐賀県を教育先進県とするために、御意見、御提案をいただき、ありがとうございました。

 また、日頃から公立学校共済組合佐賀支部主催の民間医療機関メンタルヘルス相談室事業に協力いただいており、誠にありがとうございます。

 御意見のとおり、「心の病」で休職を余儀なくされる学校の先生が多くいらっしゃいますが、心の病で休職に至った要因としては、個別面談の際の聞き取りによると、御指摘のような「先生の多忙さ」や「保護者との関係」のほか、「自分自身の性格や考え方」、「職場内の人間関係」などと分析されております。

 このため、佐賀県教育委員会では、教職員のメンタルヘルス対策や多忙化対策に取り組んでいるところです。

 メンタルヘルス対策については、公立学校共済組合や佐賀県教職員互助会とも連携して、健康・メンタルヘルス出前講座の実施、電話や面談による相談、セルフケア・ラインケアのための健康情報誌の発行などに取り組んでいます。
 
 特に、平成25年度からは、予防的な取り組みがより必要との認識のもと、
 ・セルフケアの促進を目的とした職場内メンタルヘルス研修の実施
 ・管理職等ラインによるケアの充実
 ・疲労蓄積度自己診断チェックリストの活用促進
など、取り組みの充実を図ったところです。

 次に、多忙化対策については、県教育委員会としても、子どもと向き合う時間の確保や教職員の健康保持の観点から、早急に取り組むべき課題だと考えており、平成21年度から、県教育委員会、各教育事務所、市町教育委員会、学校及び職員団体の代表者からなる多忙化対策検討会を設置し、多忙化の要因や対策等について協議、検討を重ねてきたところです。

 具体的な多忙化解消への取り組みとしては、調査・照会等の提出文書の精選、県教育委員会主催の研修会等の見直しを行ってきました。
 
 また、各市町教育委員会に対しても、出張の縮減や研修の見直しを依頼し、一定の成果を得ているところです。

 各学校においても、各種行事の必要性の再検討や業務内容の見直しのほか、組織的な対応により一部の職員に業務が偏らないようにしたりするなど、職場で話し合いながら改善・工夫するよう取り組みを進めているところです。

 御提案いただきました教員の数を増やすことについては、学校の指導体制を充実し、また、子どもと向き合う時間を確保し、よりきめ細かな教育を実現していくためにも、法令で決められている教職員の定数の増が必要であり、国に対して定数改善の要望を続けているところです。

 県教育委員会としても、学校の先生方が心身ともに健康で、子どもたちと向き合い、いきいきと働くことができるよう、市町教育委員会とも連携しながら、メンタルヘルス対策や多忙化対策などの取り組みを一層充実していきたいと考えておりますので、今後とも御指導、御支援いただきますようよろしくお願いします。

 以上が、県教育委員会からの回答です。

 現場の教員たちと数多く話をされる中で、教育現場が抱える実情を憂慮され、このたびのご意見をいただいたものと思います。

 松永さまのおっしゃるように、教員の心の病が増えることで、子供たちにしわ寄せがいくような事態は避けなければならないと私も思います。

 教育委員会の回答にもありますとおり、教員の数をすぐに増やすということは難しいようですが、教育委員会には、今後、メンタルヘルス対策や多忙化対策などの取り組みを一層充実してほしいと思っています。

 松永さまにおかれましても、今後とも、お気づきの点などがございましたら、どうぞ遠慮なく担当課にご意見をいただければと思います。



私の提案に、真剣に返答をしていただき、ありがたいと思いました
教職員の多忙さについて、県としても検討委員会を組織されているということは知りませんでした
教員を増やすことが簡単にできないことは十分に分かりますが
教育現場の大変さや、事務作業が増えすぎてる点は
今後も、より詳しく分かっていただくようにしていかなければいけないと思いました
メンタルヘルス対策は、対症療法のような気がして
根本的な対策は、多忙化対策なんだと考えています

それにしても、直接県知事に意見のメールを送れるのは嬉しいことです
いいシステムだと思います、返事ももらえるので伝えられた感じがします
県のホームページの知事室から、知事への提案ということで送れます  


Posted by まっちゃん  at 21:00Comments(0)日々の診療についてその他