ある女性の患者さんが、女性達のペチャクチャ話す会話が苦手なんですと話してくれました
実は患者さんの中で、そういう人は結構いらっしゃいます
女性達のペチャクチャ話は、仲良くコミュニケーションを取るという意味ではいいのでしょうが
上手に話をつなげていかないと、独特のプレッシャーがある感じがします
実際に表面的には笑顔で話していても、本音は全く違っていることもあるようですし
かなりレベルの高いコミュニケーション能力が求められる気がします

女性でも苦手な人がいるのですから、男性がその会話に入って行くのは大変です
私も、子供の習い事の付き添いで来ている母親達の話に入っていくことはできません
少し離れて一人でいる方が気が楽です
妻は私のことを「恥ずかしくて離れている」と言うのですが
恥ずかしいのではなく、コミュニケーションについていけないんだと思います

でも時々、母親達の会話に、父親が一人でも入っていける人がいます
この人のコミュニケーション力の高さは尊敬に値します
私も努力しなきゃとも思うのですが、あきらめている気持ちの方が大きいと思います  

もう１１月も終わりに近づき、今年も残すところ、あと１か月と少しです
今年もいろいろなことがありました
良いことばかりではありませんが、悪いことばかりでもありませんでした

ある患者さんが言うには
「今年は、つらいことが多かった
でも今年もあと少しだし、年が変わればツキも変わるでしょう
何より今年のつらかったことが、去年のことになるでしょう」
とのことでした

本当にその通りだと思いました
一日が終われば、その日にあった出来事は、過去の日の出来事になるのですが
一年が終われば、過去の年の出来事になるのです
そう思えば、気分も少し楽になります

１２月はなにかと忙しく、気付いたら年末になっていたりします
残り１か月の計画を立てなきゃとも思いました  

応募したことをすっかり忘れていたのですが
先日、ヤフーの「ご当地めし選手権」に投票していたのが当選になり
メッツコーラ２４本が家に送って来ました
脂肪の吸収を抑えるコーラなんて、本当にありがたいことです



後で「さばえドッグ」が１５本も送ってくるそうですが
「さばえドッグ」とは、ご当地めし選手権のメニューで
福井県の鯖江市の食べ物なんです
ソースかつ丼を棒に刺したような食べ物です

懸賞に当たるのは久し振りなので
思わず笑顔になってしまいます


「ついてる」「ラッキー」と言えば
患者さんと話していて
仕事を頑張っているのに、適当にやっているように言われてしまう人もいれば
そんなに頑張ってなくても、真面目によく頑張っているみたいに見える人もいるようです
頑張っていても、そう見えない人はなんだか損した気分になるでしょうし
そんなに一生懸命やってなくても、上司や同僚のうけが良い人は得をします

どうして、こういう差が生まれるのか
これはその人達のキャラクターの違いかもしれません
こうすれば必ず「うけ」が良くなるという方法はありませんが
やっぱり、あまり考えすぎずに気楽に人と付き合うことが
一つの方法なのかもしれません
  

１５日の土曜の夜に、用件があり佐賀市内に行き
帰りに「四瀬」に行って、つけ蕎麦を食べてきました
行ってみたいと思っていたのですが、なかなか行く機会がなく
初めて食べに行くことができました



肉蕎麦を食べましたが、非常に美味しく
また食べに来ようと思える味でした


他人に厳しくて、自分には甘い
そんな人が時々いますが
自分に甘いということが、自分でも許せなくて
他人の「自分に対する甘さ」を見ると、まるで自分の欠点を見るようで
許せなくなり、注意してしまうと話してくれた人がいました

自分と同じような欠点を持っている人って
自分の嫌な面を見せられているようで
見たくないものですよね

自分の欠点を教えてもらっている
感謝するべきことだと、考えることができればよいのですが  

眠れないことのつらさは、経験したことのない人には分からないかもしれません
眠りたいのに頭の中が眠れそうな感じにならない
やっと眠れそうな感じになったかと思うと
サッとそれがなくなり、また眠れない
そうしているうちに時間だけが過ぎていく
夜がすごく長く感じます
朝起きても、疲れが取れてなくて、非常につらいんです

そういう不眠の大変さや
パニック障害等の不安の苦しさ
「うつ」の気持ちが沈んだ時の、どうしようもなく暗い気持ち
こういうものは体験したことがない人は
少し軽く考えてしまう傾向があります
口で言っても、なかなか伝わらず
どこか自分には関係ないことのように思う人も多いのです

でも私は、尊敬している二人の人物が
このような苦しい体験をしたことがあり
それを乗り越えて今も頑張っているということで非常に勇気をもらいました
鎌田實さんと中村文昭さん、この二人の話は大好きでCDで何度でも聴いてます  

先週の金曜日（７日）は、診療が終わった後で佐賀まで勉強会に行ってきました

うつ病治療の新しい治療方法の
ｒTMS（反復性経頭磁気刺激法）の勉強会でした
この治療方法は、脳に磁気刺激を与えて
「うつ病」を治療する方法です

神奈川県から、中村元昭先生に来てもらい
お話ししてもらいました
中村先生は、TMSの日本の第一人者であり
非常に多くの患者さんを、TMSで治療されており
すごく勉強になる話を聴かせていただきました

TMSは副作用も少なく、良い治療法ですが
全ての「うつ病」の患者さんに効くわけではなく
どのような患者さんが効果が期待できるかという話も
是非聴きたかったので、聴けて満足でした

私も、まだ一人だけですが
この患者さんにはTMSが有効なのではないかと考えたので
紹介してTMSを受けていただき
症状が回復した人がいます

医学は、やはりどんどん進んでいます
うつ病の治療も、薬による治療以外の選択肢も
これからまだまだ増えてきそうです
医学の進歩について行けるように日々勉強です  

患者さんの中には、すごく傷付きやすい人がいます
そんな大きなことでもないのに、他人から少し注意されると
まるで自分の全人格を否定されたかのように受け取ってしまい
非常に動揺してしまいます

そんな風に受け取らなくてもいいのではとアドバイスしても
それは、もう耳には入りません
時間を置いて、冷静さを取り戻してからじゃないと
人の言うことが頭に入らないのです

こういう人は、やはり自分に自信がない人のようです
自分の弱さを隠して、それを気付かれないように頑張ってる場合もあります
でも何か自分の弱さに触れる部分を注意されると
アッという間に、それが表に出てきてしまいます
そして人間関係が壊れることもあるようです

そういう人もいるんだと、多くの人が理解してくれれば
傷付くことも減るのでしょうが、なかなか難しいことです  

母親と娘という関係は難しいものです
本当に様々な母娘関係があると思いますが
最近は、母親の不安定さを感じているので
娘が母親に思っていることを言えずに
娘も不安定になっていくという母娘関係が続きました

母親が不安定だと、娘は当然心配を掛けまいとして
母親がストレスに感じるのではないかということは言いません
そして娘はストレスを貯めて不安定になっていくのですが
母親は、どうして娘が不安定になっているのか分かりません
結局、それが母親にはストレスになるのです
双方ともストレスを貯めてしまいます

何でも全てを話して、まるで親友のような母娘関係の親子もいます
これはこれで問題もあるのですが、母娘関係は距離の取り方が難しいんだと思います
程よく自立していて、でも助け合える
そういう母娘関係になってもらえるように力になりたいと思います