昨日は勉強の話題が脱線して、診療の話題になってしまいましたが
昨日書きたかったことは、子供に「どうして勉強しなくちゃいけないの？」と尋ねられた時に
どう答えたらいいかという方向に持っていきたかったんです

私も子供の頃は勉強は嫌いだったし、我が子に尋ねられたらどう答えていいか戸惑います
そこで非常に気に入った答えを見つけました
それは鎌田實先生が言われている言葉です
鎌田實先生は内科医で、長野県の諏訪中央病院の元院長で
「がんばらない」という本でベストセラーになったこともある人です

少し長いので一部だけ書きますが
「どうして勉強しなくちゃいけないの？」という質問に対して凄くいい答えだと思います

「勉強は、本当はとても楽しいことだけど、それに気がつくために、少し時間がかかったりする。
野球だってサッカーだって、難しいボールの捕り方とかボールの蹴り方とか、最初はできなかったことができるようになると、何倍も面白くなる。
勉強でも、解けなかった問題が解けるようになったり、計算がちゃんとできるようになったら、少しづつ面白くなる。
計算ができれば一人で買い物に行けたり、漢字が読めればお小遣いでレストランに行って、ご飯を頼むことだってできる。
勉強していろんなことが分かってくると、旅にも行ける。
知らない国の人たちとも会える。
勉強すると、一つのことを前からだけじゃなく、うしろからも横からも見られるようになる。
みんなには見えないものや、裏側に隠れているもっと大切なものを見つけられるようになるんだ。
それを見つけた時はとても感動するし、面白い。」

いい答えですよね
我が子に質問された時は、これを使おうと決めています

ちなみにこの答えが載っている本ではありませんが
これがベストセラーになった本です