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2012年02月04日

セカンドオピニオンの本音

セカンドオピニオンを求めて当院を受診される患者さんが、少しずつ増えてきています
セカンドオピニオンを求めるのは、患者さんの当然の権利であり
これを邪魔していけないと思いますが
患者さんの方が、主治医にセカンドオピニオンのための受診をしたいので
紹介状を書いて下さいと言えない人が、まだまだ多いのです

だから当院にセカンドオピニオンを求めて受診される患者さんの中には
紹介状なしという人もいます
主治医に言いにくい気持ちは理解するのですが
やっぱり紹介状はあった方が助かります

紹介状があると、先入観で診られるので嫌だという人もいましたが
主治医とセカンドオピニオンを求められる医師では、患者さんについての
情報量が違い過ぎます
1回だけの面接で、情報量も少なくては
いいセカンドオピニオンができるのか疑問なところがあります
やはり主治医からの情報提供は貴重なのです

当院に通院中の患者さんが、他の病院にセカンドオピニオンを求めて受診しに行きたい
と言うことも少なくはありません
そういう時は、できるだけ重要なポイントをもらさないように紹介状を書くようにしています
だから紹介状を書くのに少々時間を下さいと説明します
この時にセカンドオピニオンを求めに他の病院に行くことを
私が嫌がって紹介状を遅く書いていると思われないようにと
すごく気を遣います
私は患者さんがセカンドオピニオンを聴きに行きたいという気持ちを
全く嫌だとは思いません
「どうぞ、どうぞ」という気持ちなのですが
この気持ちを前面に出し過ぎると
まるでその患者さんを避けたいのかと思われるんじゃないかと心配なので
あまり笑顔で受け過ぎてもいけないのだろうかと考えてしまいます

セカンドオピニオンを求める場合に、患者さんもいろいろと気を遣うでしょうが
医師もこんなに気を遣っているんです
だからもっと気楽にセカンドオピニオンを求められる時代になればと思います


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Posted by まっちゃん  at 21:00 │Comments(0)日々の診療について

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