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2011年11月25日

治ることも不安

不安が強い患者さんは、自分が変わっていくことも不安になります
だから病気が治ってきて、症状が軽くなることも
本当に変わって大丈夫なのかと不安になってしまいます

「これは治ってきているのだから、変わっていいんです」と説明しても、
不安が強い人は何度も「本当にいいんでしょうか?」と尋ねます
何回ぐらい、同じ質問に対して同じ答えをすればいいのか
いつも考えてしまいます

不安について理解していても、あまり何度も尋ねられると
徐々に答え方が早口で短くなってしまいます

不安についてあまり知らない人は、不安が強い人から何度も同じ質問をされると
ついイラッとしてしまうこともあります
でもそのイラッとした答えが、相手を余計に不安にさせてしまうのです

不安の強い人とのコミュニケーションは、「気持ちの余裕」が試されます


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Posted by まっちゃん  at 21:00 │Comments(2)日々の診療について

この記事へのコメント
私のことです!不安が強く友達にもこんな愚痴を繰り返すとかわいそすぎると心を閉ざす、だから精神科が依存対象になってしまう…
病気は治りたいんです。体調が良くなると、喜んで病院で報告して、「よかったね」…その後悪化。その繰り返しだから、もう先生も調子のいい時のが心配して診察時間も長くて、なんでだろうと思ってると、やっぱり悪化。

病気は治りたいけど、もう精神科に通ってない未来の自分を想像するのが怖くなっています。
過去に病気は甘えだと責めて、勝手に病院通いをやめました。過去の先生はまっちゃん先生によく似てらっしゃいました。だからカキコミしてるのかもしれません。
断薬で半年もちませんでした。薬に頼ってでも元気に暮らした方がいいと思い、現在の病院に通い出しました。先生も時期を見て精神科を卒業させてくれようと、仕事が楽になったタイミングで減薬〜ゼロを目指しました。半年かけてゆっくりやりましたが、2日に1錠(当時パキシル)の時点で体がおかしくなり、ジェイゾロフトで仕切り直して今に至ってます。

長くまとまりもないのですが、完治に向かえば自然と精神科卒業が楽しみになるのでしょうか?
Posted by 凹むぅ at 2011年11月26日 00:28
凹むぅさん
焦らず急がず、ゆっくりと進んでいけば怖くないと思いますよ
人はどうしても結果を求め、それを早く手に入れたいものです
難しいことですが、結果を急がず、今日一日という考え方ができればいいですね
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2011年12月06日 21:05
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