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2010年08月03日

なってみないと分からない

多くの患者さんが言うことですが
「病気になってみて初めて分かった」
と表現されます

ある患者さんは
「うつ」は気持ちの問題だから、考え方を変えれば治ると思ってました
でも自分が「うつ」になってみると、何にもできなくなってしまい
それを周りは怠けていると言われ、すごくつらい思いをしました
と話してくれました

「うつ」になると考えが進まなくなり、考えを変えるということはできなくなります
「うつ」は脳内ホルモンの減少が原因なので、脳内の働きが思うようにいかなくなるのです
これは体験して初めて理解できたという患者さんが多くいます

でも多くの人は、体験してないので自分の勝手な解釈で判断してしまいます
是非、体験者の話を真剣に聴いてみられたらと思います



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Posted by まっちゃん  at 22:00 │Comments(2)日々の診療について

この記事へのコメント
そーだったんですね。

経験した私にも「考えが進まない・変られない」状態だったとは思ってもみませんでした。

病気だった時主治医と家族に対して、私は頑なに復職すると言い続けました。
やせ細り、ふらふらして身体も思う様に動かなかった時もです。

今考えると退職しか選択できなかったのに、当時の頑固な考えは何だったんだろう?と疑問でした。

今は状況に応じて柔軟に考える様に努力してます。
Posted by はらっぴ at 2010年08月04日 09:00
はらっぴさん
今は回復し、柔軟に考える事ができるようになられて本当によかったですね
はらっぴさんと同じように、治ってみて初めて症状としての頑固さや余裕のなさに気付く人はいらっしゃいますよ
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2010年08月04日 20:29
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