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2010年01月12日

考え方のクセと思えば

患者さんに、「私は病気ですか?」と尋ねられることもあります
この質問に対する答えは、なかなか難しいのです

病名が付いている人には、その病名を言えばいいのでしょうか?
そうではない場合もあります
ただ病名だけ聞いても、患者さんの中でどう理解したのか分かりませんので
病気に対する説明も欠かせません
でも病気についても、どこまで話せばいいのか、これも難しい問題です

こんなことがありました
ある患者さんが、「私は病気ですか?」と尋ねてきた時
私は「あなたは病気と言うより、考え方のクセです」と答えました
そして、その患者さんが治ってきた時に、こんなことを話してくれました
「病気と言われていたら、治るのだろうかと心配になっていたと思います
でも「考え方のクセ」と言われたので、それなら自分で治せると思いました」

この患者さんの場合は、病気と言われていたら、病気は病院が治すものという
受身の考え方になってしまっていたのかもしれません
でも「考え方のクセ」と言われて、それなら自分で治せるんだと積極性を持つことができたようです

本当にいろいろな場合があります



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Posted by まっちゃん  at 22:00 │Comments(2)日々の診療について

この記事へのコメント
病名と言われると、「自分は病気なんだ・・・」と落ち込んでしまうけど、
「クセです」と言われると「クセは治せそうだ!」と思えますね。
気の持ち方のような気もしますが・・・・。
私の主治医の先生も「クセです」と言ってくれればば良かったのになぁ~。
「クセ」と言われたら、前向きになれそうです。
Posted by 黒っち at 2010年01月13日 11:34
黒っちさん
考え方のクセが、病気の原因になっていることは少なくありません
だから認知療法が人気があるんでしょうね
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2010年01月13日 19:14
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