日々の診療の中で、この人は想像力がすご過ぎるなと感じることがあります
だいたいそういう人は不安が強い人のようです

今はあまり暑くもなく寒くもなく、エアコンを動かさないことが多いのですが
エアコンが動いてないと空気の入れ替わりがなく、酸素が足らなくなってしまう
と想像して息苦しく感じてしまう人

誰かが咳をすると、反対方向に向いて咳をしていても
その部屋にウイルスがすごく飛び散ってしまっていると想像して
その場で呼吸をすることが怖くなる人

他にも様々な想像がありますが、特に目に見えない事への想像力というのは
膨らみやすいようです

自分でもこんなことは考えなくていいと分かっていても
考えることを止められない、そして不安になってしまう

想像力と自己防衛本能とは密接に関係しているような気がします
人間には自己防衛本能というものがあり、大自然の中で自分を守るのには
適切な力だったのかもしれませんが、現代では空回りしている感じもあります
現代社会の中で人間がどうやって本能を活かしていくのか
難しい時代なのかもしれません