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2009年07月28日

排泄とプライド

認知症の患者さんで、排便や排尿してしまっているのに
その紙パンツをなかなか交換させてくれない人がいます
家族は一生懸命に説得し、できるだけ嫌がられないようにと対応されてます

自分以外の人に排泄後の後始末をしてもらうことは、大人にとって
すごく抵抗のあることです
これは一種のプライドでもあります
このプライドは大切にしてあげる必要があります

ナチスドイツが、ユダヤ人を強制収容所に入れた時に
排泄は広場にただ穴が開いただけの所で、衆人環視の元でさせたらしいのですが
これは人間のプライドを傷付けて、反抗する意欲を削ぐねらいがあったと言われています

だから排泄の後始末も、その人のプライドを守るようにしてあげないと
安易に作業としてしてしまうと、患者さんの気持ちをだんだんと弱らせることになってしまいます
すごく基本的なことですが、恥ずかしいという気持ちを尊重することは
忘れてはならないことだと思います




全く別の話ですが
伊万里農林高校野球部、甲子園出場おめでとうございます
甲子園でも自分達のプレーをしてくれることを期待しています



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Posted by まっちゃん  at 22:00 │Comments(2)日々の診療について

この記事へのコメント
こんばんは。
松永先生の病院は、私の自宅から近いです。
また訪問します。
Posted by スターレットスターレット at 2009年07月29日 00:17
スターレットさん
訪問ありがとうございます、また是非見てみて下さい
私も訪問させていただきます
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2009年07月29日 20:32
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