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2009年06月13日

知識で、人の生き方は変わらない

診療をしていて
「それは、こういうことですから、こうした方が正しいですよ」と
アドバイスすることがありますが、知識を教えてもらったところで
人は必ずしもそう行動するものではない、といつも感じています

知識が人を動かすのではなく、人を動かすのはやはり感情なのではないでしょうか

タバコが体に悪いことは誰でも知っています
その知識があっても、タバコを吸い続ける人は多くいます
さらにタバコがどれ程体に悪いか知識を増やしても
それでタバコが止められるものではありません

私も、もっとやせないと生活習慣病が怖いという知識は十分持っています
でも実際の行動は知識では起こせません

患者さんに対して、正しい知識を提供したというだけでは解決にはならないのです
どうすればその知識を生かした行動がとれるようになるのか
それをサポートすることが、本当の意味での患者指導なのかもしれません
なかなか実行が難しいことです



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Posted by まっちゃん  at 22:39 │Comments(2)日々の診療について

この記事へのコメント
理性ではわかっていても
行動を選ぶのは「感情」と聴いたことがあります

「感情」をつかさどる部分が損傷すると
選ぶということができなくなると
どこかで聴きました
Posted by ライナス at 2009年06月14日 00:02
ライナスさん
人間って、感情で動いているんだなと感じることが多くあります
それが人間らしさなのかもしれません
Posted by まっちゃんまっちゃん at 2009年06月14日 22:57
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